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2007年 05月 27日
不惑...
カズが40歳を超えても、最年長ゴールを更新している。また、横浜の工藤も44歳にして勝利投手となっている。
ここで紙面にちょくちょく登場する単語、「不惑」。これは孔子の論語「為政」にある有名な一節。

子曰、
吾十有五而志於学(吾れ15にして学びを志し)
三十而立(30にして立ち)
四十而不惑(40にして惑わず)
五十而知天命(50にして天命を知り)
六十而耳順(60にして耳従い)
七十而従心所欲不踰矩(70にして心の欲する所に従いて矩を踰えず) 

(高校を思い出し、ひさびさに勉強してみました。。)

確か高校の漢文の授業でこれを習ったのだが、その当時なりに、「へぇ~、オトナになるってこうなんだ~」なんて思ってみたりした。当時、平均寿命が50歳前後の時代で、40歳前後はすでに自分の人生の終わりを垣間見て、自分自身のできることを見極めている、ということになるんでしょうか。

まだ40代なんて先のことだが、ウチのチームでも40代メンバーが、20代半ばのメンバーと同じように、縦横無尽にピッチを走っており、そのメンバーと5歳しか変わらない。
アルのメンバーは比較的高年齢層が多く、20代メンバーより「みんな若いッスよ、すごいッスねー」なんて言われる。
しかし、練習の合間、私と同年齢のメンバーの顔をみると、もう必死の形相。チームを引っ張る立場なのに、実はついていくのに必死。また、私、先日人生初の肉離れを起こしてしまい、いろいろ考え込む。自分のフィジカルと真剣に向き合うようになる、ビミョーな30代半ば。

しかし一方、40は「不惑」という。
自分が40になって「不惑」といいきれるか?おそらく、惑ってばかり、迷ってばかり。今はただただ歯を食いしばり、5年経って息子が大きくなっても、進むべき道を探しながら、ちょっと変わることがあるすれば、今よりちょっと辛抱強くなれることだろうか。確かにちょっとは辛抱強くなった。

自分の行き先がよくわからなかったり、逆に限界もみえてきたり。そんななかで、明日を期待したり。でも時々わからなくなる。明日はどっちだ?
あぁ、なんてビミョーな30代半ば
と、カズや工藤、その他、いろんな人の生き方や頑張っている人生に触れ、思春期以上に考えることが多いチェリーな年頃なのです。

by fcartista | 2007-05-27 22:28 | チームイベント


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